男子が思春期になって出会う大きな悩み、それはペニスのこと。「包茎(ほうけい)なんじゃないか…」「大きさは十分だろうか…」といった疑問にお答えします。
包茎とは、亀頭部(きとうぶ)を包皮(ほうひ)が覆(おお)った状態で、3通りあります。
包茎が問題になるのは、包皮内が不潔になり、包皮をかぶせたまま排尿(はいにょう)すると尿線(にょうせん)が定まらず、トイレを汚すことです。包皮口は皮膚ですのでむき続けていれば広がります。むいて、洗って、戻すだけで清潔が保たれ問題はありません。新生児期からむくお医者さんもいます。
男性はペニスのサイズを気にしますが、勃起(ぼっき)した状態で5 センチ程度あれば日常生活、性生活に問題はありません。ただ、女性が不用意にサイズのことを口にしてインポテンツになる人もいますので気をつけたいものです。「持ち物より持ち主が大事」。一方でサイズが大きく、きつくないコンドーム探しで苦労をしている人もいます。その場合は外国製品を探すことも検討してください。
マスターベーションは自然に覚えるものという誤解があります。手を使い亀頭部の冠状(かんじょうこう)溝付近を刺激することで射精(しゃせい)をするのが正常な方法なのですが、床やベッド、さらにはより強い刺激で射精することを繰り返していると、腟内(ちつない)で射精できなくなり、不妊に悩むカップルもいます。パートナーが腟内射精障害の場合は早めに泌尿器科(ひにょうきか)に相談しましょう。